コードスタジオを使った小学校低学年向けプログラミング授業案
はじめてプログラミング授業を受ける小学校低学年(1年生から3年生まで)でも、使うことができるのがコードスタジオというウェブサイトです。
インターネットにアクセスできれば、無料で利用することができます。
アカウントの登録も基本的に不要ですので、学校の授業でも使いやすいのがメリットです。
【補足】アカウントの登録が必要になるケース
次回以降の授業で児童ごとに前回の続きをさせたい場合は、アカウント登録が必要です。
コードスタジオの使い方
下記のインターネットサイトにアクセスして利用します。
コード スタジオ ⇒ https://studio.code.org/courses
コードスタジオサイト
コードスタジオにはレベルにあわせていくつかのコースがありますが、はじめてプログラミング授業を行う小学校低学年(1年生から3年生まで)向けにオススメなのは、「コース2」です。
コース2の対象は「6歳以上(読み書きができる)」です。
コース2のところをクリックすると次に進みます。
コース2の内容
コース2はいくつかのレッスンに分かれています。
はじめて利用する場合は、「いますぐためす」をクリックすると、最初の画面が表示されます。
最初の画面
赤いキャラクター(鳥)を動かして、緑のキャラクター(ブタ)のところに行くようにプログラミングすることが目的です。
プログラミングのやり方
「ブロックたち」のところにあるのがプログラミングの命令です。
- 前にすすむ
- 左にまがる
- 右にまがる
この命令を「実行したとき」の下に並べることでプログラミングします。
命令をクリックしたまま動かすと、並べることができます。
プログラミング例
命令は上から順番に実行されます。
「前にすすむ」で1マス進みます。
「前にすすむ」を2つ並べているので、これで2マス進むことになります。
プログラミングが完成したら、「実行(じっこう)」をクリックします。
実行(じっこう)をクリック
成功する(鳥がブタのところにつく)とクリアとなり、次の画面が出てきます。
クリア画面
クリアするごとに難しくなり、9番目の画面は次のようなものです。
しっかり考えないと出来ない画面になっています。
ここまで説明すれば、低学年の子でも一通り始めることができます。
はじめてのプログラミング体験としては、夢中に取り組める課題となっています。
低学年の子が間違いやすいところ
このレッスンで間違いやすいのは「左にまがる」と「右にまがる」の使い分け。
この命令は鳥(赤いキャラクター)に対する命令です。
このため鳥が向いている方向に対して「左」や「右」に曲がるということです。
画面の右に行かせたいと思って、「右にまがる」としても、鳥が下を向いているときだと、画面では左を向くことになります。ここを間違えないように説明することがポイントです。
また、「右にまがる」だけでは右に進みません。
「右にまがる」のあとに「前にすすむ」とすることで右に進みます。
低学年の子はココでも間違いやすいので先生のフォローが必要となります。