はじめてのプログラミング授業にアルゴロジックがオススメな理由
学校の授業でプログラミングを教える際に使用するソフトの候補はいくつもあります。
アルゴロジック以外にもスクラッチやプログラミンなどが有名です。
どんなソフトにも一長一短があるのですが、児童(生徒)や先生にとって「はじめてのプログラミング授業」であればアルゴロジックを使うことをオススメします。
はじめてのプログラミング授業にアルゴロジックが向いている理由
スクラッチなどよりもアルゴロジックをオススメする理由は次の3つ+1(先生向け)です。
1.目的(やること)がシンプルでわかりやすい
プログラミングがはじめてという子にとって最初に難しく感じてしまうのは、プログラミングで何ができるかがわからないということです。
プログラミングのやり方を教えて、「好きなものを作ってみよう」と言っても、何を作ったらいいのかわからなくて、手が止まってしまうだけです。
アルゴロジックでプログラミングすることはシンプル。
「ロボットを動かして、旗を取る」です。
やること(目的)が決まっているので、何をやったらイイのかで迷うことはありません。
2.プログラミングの基本(三大制御)が学べる
プログラミングには、基本となる処理の流れ(手順、フロー)が3つあります。
- 順次処理
- 繰り返し処理
- 条件分岐処理
この3つはどのプログラミング言語やソフトでも共通です。
(どのように記述するかがプログラミング言語により異なるだけです)
アルゴロジックでは、この3つの処理が自然と学べるようになっています。「ロボットを動かして、旗を取る」目的のために3つを上手に使わなければならないのです。
スクラッチなどほかのソフトでも勉強することはできますが、機能(できること)が多すぎて、この3つが基本ということが理解しにくいのが欠点です。
必要最低限のことしかプログラミングできないアルゴロジックだからこそ、基本となる部分がしっかり勉強できるというわけです。
3.相談しながらできる
プログラミングは児童(生徒)により理解度に大きな差が出やすいものです。
得意な子はすごく得意だけど、苦手な子はサッパリとなりがちです。
こうしたときにアルゴロジックであれば教え合うことができます。
プログラミングで好きな作品を作るとなると教え合うことはできません。
作るものが違うからです。
アルゴロジックの場合は、やることはみんな同じ。
「ロボットを動かして、旗を取る」です。
このため得意な子が苦手な子に教えやすいというのがメリットです。
得意な子は使い方を説明しただけで、すぐに使いこなせるようになります。
そうした子が苦手な子に教えてあげることができるのがアルゴロジックです。
先生にとってアルゴロジックを使うメリットは事前の準備が不要なことです。インターネットにつながるパソコン(タブレット)さえあれば、すぐに使い始めることができます。
また、こんなことができるという見本を事前に作っておく必要がありません。
目的(旗を取る)が決まっているので、使い方さえ教えればOK。
あとは子どもたち同士で教え合って授業が進みます。
(先生が教えるときのポイントは別記事にまとめています。)